Ranzanのコンセプト
アメリカにいる人々に、世界遺産の和食の中で最高峰とされる本物の懐石料理を提供することにより、その味覚の多様性と見た目の美しさを楽しんでいただき、日本の伝統と文化の真髄に触れていただけることをミッションとしています。
Ranzan創立の想い
2010年に当時日本の「懐石料理 嵐山」の代表であった私が、30年ぶりにアメリカのカルフォルニア州を1か月ほど旅行で訪れました。その際、訪れた先々のお店でお箸を上手に使って食事をされるアメリカの人々を目の当たりにしお箸の文化が浸透していることに驚きを隠せませんでした。しかし、店の雰囲気や器、提供されている料理はあまりにも日本のものと大きくかけ離れたものでした。
アメリカの人々にそれを本来の和食と思われては心外、世界遺産となった和食の本当の姿を知っていただかないと取り返しの付かないことになってしまうと思い、不安と焦りを覚えました。
帰国後ビジネスパートナーとなるメンバーと再三話し合い、私の思いを実現すべくアメリカでの起業を決意しました。またサンフランシスコ近郊に私の高校時代からの親友(在アメリカ30年以上の日本人)がおり、その起業の話をすると賛同を得て共同で懐石レストランを立ち上げることになりました、また彼の息子は3歳よりアメリカで育ちましたが、その彼も和食深い興味と理解を持ち、この事業に全面協力すべくエンジニアと仕事を辞め、日本で懐石料理など和食の修行を5年間行いました。
私の目指すものは日本で長年培ってきた実績を基に、アメリカの人々に本物の和食を提供し日本の伝統文化を伝承伝搬することです。
創立者経歴
藤 富夫
1980年 | 神戸市東灘区岡本にて「懐石 嵐山本店」開店 当時珍しかった価格を提示したコース料理を提供して話題になる |
1985年 | 「ラマーレ」洋菓子店 開店 季節感を取り入れたケーキを業界に先駆けて販売 |
1990年 | 神戸市三ノ宮で神戸市交通局所有のテナントビルにて 出店コンペで選ばれ「和食 四季」開店 テナントビル初出展 |
1991年 | 滋賀県草津市にて第三セクターによるホテル(川崎製鉄・草津市・川崎商事) 共同プロジェクト クサツエストピアホテルに推薦され出店 「懐石 嵐山」草津店 開店 ホテル和食レストラン部門 婚礼料理 パーティー宴会料理 担当 神戸ハーバーランド 阪急百貨店運営 モザイクに指名推薦され「 四季&SEASON」開店 |
1995年1月 | 阪神大震災 甚大な被害を受けるが、幸い従業員、アルバイト、パート等関係者の傷者もなく全員無事であった 一か月後 被災者の方々に温かい食事を提供するためプロパンガスを調達し御弁当を提供しお客様から喜ばれる その後お客様から強い要望に後押しされて、本店は同年2月下旬に復活した |
1999年 | 「粉名屋 富丸」和食居酒屋 開店 「粉名屋 八十吉」和食居酒屋 開店 |
2000年 | 潭潭亭」 ラーメン店 開店 「たんたん食堂」食堂 開店 |
2001年 | 神戸三ノ宮生田筋にて 五階建てビル一棟に「懐石 嵐山」本店 移転 1階 カウンター席 2階 個室 小 3階 個室 中 4階 大広間 5階 パーティー会場 岡本(旧本店)改装後「和の匠 凛として」 小料理店 開店 |
2010年 | 草津での事業主体がホテル事業撤退。 当社もそれに伴い草津店撤退し、その後すべてのレストラン事業を譲渡し清算した |